今回のランチサラダの作り方 [提供食]
ランチは日曜日で終わった今回の「春山の山菜寄せサラダ」は作るのに時間が掛かった
色合わせをしながら時間と気を使い ながら作っていたサラダである。
材料は10種類の山菜と野菜が入っている。
直径4㎝のゼリー型(羊羹のような物が入っていた型)に詰めた私の春への思い。
春になり、山菜が芽吹く。その春の味と香りを詰め込みたいと思ったのである。
作る時、切った材料を用意して・・・ 道具はピンセットと串を用意して・・・
そして、ピンセットと串で、色と10種類の食材が全部見えるように並べる。
特徴がある野菜が全部見えないといけませんだからそういう切り方をしている。
そんな私のこだわりがあるから、主人は材料を切ってゆでて下準備するだけ。
(下準備するだけと言っても、山菜は茹でてあく抜きをするため、何時間も掛かる)
私がランチ前日の夜に時間をかけて、全種類が見えるように並べて行くのです。
小さく切った花形の2種類の人参が上に来て、ブロッコリーの花がその横に来るように・・・
紫のサイコロのサツマイモが左右横に見えるように・・・
こごみやわらびがくるっと丸まって、いかにもわらびだこごみだとわかるように・・・
ウドの白さや、竹の子の白さの緑野菜の隣に来るように・・・
気を使いながら、色合わせして並べて行く。。。
そして、最後にしっかり鰹節、昆布で取った出汁のゼリーを入れる。
表側と裏側撮ったスマホ写真。(画像が悪くて、美味しそうに見えないね。)
これは前にソニーのα100で撮った写真。。。
型から抜けやすくするために、プラスチックの型の底に火箸で小さな穴をあけ、
その穴にセロテープを藩がしやすいように張って、盛り付ける時、裏返しテープを剥がす。
要するにプッチンプリンのような方法で、早く綺麗に剥がすように工夫した。
春の香りを少しでも感じるために最後に庭から取った小さな三つ葉をだし汁に浮かせる。
この一品サラダに春の山を表現してみたんですけど、食べる人はきっとわからないよね
わざわざ山三つ葉を庭に植えて、その中のこれにぴったり来る三つ葉を
セレクトして採って乗せているのだけど、お客様がただの添え物だと思っているのか残す。
心の中で、「それはこの料理の選ばれた三つ葉なのに残さないで~」と叫ぶ。。。
作る側と食べる側の温度の違い。。。
ただインスタ映えを狙って綺麗に作ってるわけなく、絶対美味しくなければいけない。
それと自分が育てた野菜で、栄養的にも健康的な食材のみで作るという大きなハードル
もちろん、手間から考えて、採算的にもあってないことぐらいわかるから、
「美味しい」という笑顔が一番のご褒美。。。
嫌いな物でも、小さな三つ葉一つ残される寂しさは感じる。