青森に思う [こころ(雑感)]
今日も雪が降り続いている。。。
灰色の空から、とめどもなく落ちて来る雪。ゆき。雪。
気持ちはどんどんマイナーになって行く。。。
「あぁ・・・いけない」と思っても、閉じ込められた生活が心をふさぐ。
先を見ても・・・いつ止むかわからない週間予報。。。
でも、2月1日からやっと真冬日からの解放・・・それだけが微かな光。
今日の新聞記事。。。
そう灯油もガソリンも高騰している。
雪かきだけでも大変なのに、寒いのに温まるというのも厳しいのかと・・・
先月(12月分)のたった二人しかいない我が家の電気代は47,859円。
ソーラー設置して売ってる電気代は624円。雪の積もる地域はソーラーは無駄
(もちろん仕事場、展示室は別会計である)
が、この所、蓄暖ストーブだけでは寒くて(まりんも可愛そう)、エアコンも付け始めた。
今月料金は確実に5万越え。。。エアコン使ってるから、もしかしたら6万
二人で6万だから一日、何もしなくても一人1000円の暖房費を使ってる。
働かないで、雪かきして、暖房費使ってるんだから貧乏になるのは仕方がない。
いくら食べ物、着る物で節約したって、補えられるものではない。
青森は週刊誌にも大きく取り上げられているが「短命県」である。自殺率も高い。
青森は気候が厳しく、貧乏であるがゆえになかなか脱却できないであろうと・・・
寒いというより雪が多いと、雪に掛かる費用が半端でない。
雪かき用の道具だって、ママダンプは5000円位その他の雪かきスコップも買わない
といけないし、車は必需品で、スタッドレスなど冬装備品もつけないといけない。
家の除雪のためのミニブルは300万円である。
軽自動車は走るだけの100万位でケチっているだけに、我が家の高級車である。
その他、雪囲い用の資材や雪に備えるものには建物やいろんなお金が掛かる。
それだけ維持費が掛かるし、労働に時間を取られるから、簡単で安い満足感のある
食材を食べる。それも過酷な労働で味の濃い物を好んで食べるので、短命に繋がる。
私はほとんど食べないけど、青森の人はカップラーメン大好き母も大好きだった
長い冬に野菜を食べるために漬け物は欠かせないそれも昔の漬物は味が濃い。
寒いので酒もよく飲む。。。雪があるので、運動もしない
雪で外に出れないので家に閉じこもりっきりになり、テレビばっかり見る。
貧乏だから、教育にお金を掛けられず、あまり先の事を考えるという術を持たない。
こんな生活環境から来る、いろんな絡み合った理由があるのです。
自分でも、こういう寒さにだんだん耐えられなくなって来てるので、子供たちに
「帰っておいで」と無理を言えない現状がある。
青森は仕事も少なく、我が家の子供達が自分を生かせる仕事が少ないのも理由の一つだ
その反面、誰も帰って来なかったら、この家や墓はどうなるんだろうと悩んでいる。
このまま残したい気持ちと私たちのどちらかが病気になったら維持できない不安。
いつも雪かきをしながら、いつまでやれるかなぁ~って、思いながらやっている。
冬の唯一の楽しみは食べる事。。。今日の朝食。。。
冷蔵庫が届いて、主人が、氷が付いた冷凍庫などを片付けていた。
古くて不味そうなものを捨てたが意外な物も出て来た。3年前に作った夏みかんのジャム。
瓶で冷凍なので、何年でも持つ。それが意外に美味しかった
たしか、埼玉の年上の友達から、家で成った無農薬の酸っぱい夏みかんを貰い、
どうしようと悩んだ時、作って、冷凍庫に入れて忘れていたと・・・
偶然作ったみかん入りサラダと、夏みかんジャムで二人で美味しく朝食をいただいた。
雪かきをしても、こうして二人で健康で話しながら食事をしていられる今は幸せだ
どちらかが動けなくなったり、逝ってしまった時、1人になることを想像すると
とっても怖く、憂鬱になる。
夏の畑仕事をしてる時は考える事が少ないけど、冬に雪ばっかり見てると
どんどんマイナー指向に傾いて行く自分がいる。
あぁ~あ・・・雪さえなかったら、青森はとっても良い所なのに・・・