天国へ行った友達 [家族・友達]
この二日間、なんて心が空虚なんだろう
日曜日に友の知らせを聞いてから、ぽっかり穴が開いてしまった感じ
誰とも話をしたくない 笑いたくない 何もしたくない
置いて行かれたような・・・ 何とも言えない悲しみ。。。
すぐにはブログに自分の気持ちを表現出来ない・・・悶々とした時が今も続いている。
あぁ・・・また大事な友を失った。。。
また一人「さっちゃん」って、昔からの呼び名で読んでくれる人が居なくなった
呼び名は年代で変わる。。。
私の名前は幸美(サチミ)、小学校からの友は「さっちゃん」と呼んでくれる。
中学校も高校も大学も「幸美」と呼び捨てがほとんど。。。
社会人になる苗字で呼ばれる事が多くなる。
焼物をやってからは「先生」と呼ばれたり・・・
子供が生まれてからは景ちゃんのお母さんとか、「哲ちゃんママ」と呼ばれたり、
付き合った時代で呼び方が違う。
その中でも、自分的に一番好きな呼ばれ方が「さっちゃん」なのだ。
そう呼んでくれる友が居なくなった時、自分が薄れて行く感覚に襲われるのだ。。。
自分をわかってくれる人・・・
それは小さい時からの自分史をまるごと知って、理解してくれる人
片腕を抜かれたような痛さと空虚感・・・
片腕を抜かれた自分が小さくしぼんで行くような・・・
そんな気持ちになって、まだ立ち直れないでいる自分がいる。
どうしようもないのだけど、自分の気持ちをコントロール出来ないのだ
いや、私より残された子供たちの方がもっと打撃を受けてるだろうし、
それよりも逝ってしまった友はもっと心残りだろう
いろいろな気持ち、今までの楽しかった思い出が、私の目頭の前でぐるぐると回る。
(遠い記憶の頭ではなく、すぐ近い感覚の目頭で蘇る)
1か月前に元気に電話で話していた親友が、いとも簡単に私の前から消えた。
親に突然置いて行かれた子供のように、寂しい。。。
つい先週会ったのに、あっという間に帰らぬ人になってしまった。。。
会う前から心配で心配で・・・ 家に帰って来ても、心はずっとそぞろだった。
会う前も、会ってからも、昔の事を思い出しては泣いていた。
毎日のように、自然にほろりと涙が出て来るし、心が重かった
この数日 仕事はしていたけど、鉛が入っているような心持ちで、過ごしていた。
あまり長くはないとは思ったけど、こんなに早く来るとは、夢にも思わなかった
子供たちが大きくなった時から二人で旅行に出かけていた。
鎌倉、都庁や明治神宮、長野善光寺、小布施、軽井沢・・・
二人で観光しながら、美味しい物を食べ、夜通し二人でおしゃべりした
私が悲しい時、嬉しい時、どうにも話をしたくて、突然夜に長電話をする。
私をまるごと受け止め、寄り添ってくれたり、アドバイスをくれたり・・・
お互い頑固で気が強い、似てる部分があり、とても気が合った
二人で出かけた所を遡って、ブログで探したら、二人で写っている写真どころか、
友の写真すらほとんどなかった。
一緒に旅行に行ってご飯を食べる度に、「ほらさっちゃん写真撮らないと」
という言葉が聞こえて来る。
だけど・・・二人での写真はなかった。
唯一、還暦パーティーは他の人が私のカメラで写してくれたのであった。
一緒に行った旅行の思い出写真を見てください
浅草にて 手拭いやさんで
長野善光寺
鎌倉
明治神宮
もっと二人で写真を撮れば良かった
今はそれが悔やまれる。。。