酉のお守り「守鶏」 [仕事(焼物・美術工芸)]
毎年作っている干支のお守りシリーズを今年も作った
今年は「守鶏」で、読み方は私を「守ってけい」と読みます。
小さいから作るのも、色付けも、窯で焼くのも小さ過ぎて持ち辛く作業が面倒。。。
一番は、その後のラッピングに、時間がかなり掛かる事である。
焼き上がった親指の爪くらいの鶏の焼物に金色の紐(これは京都から取り寄せています)
を結ぶ。(これが小さいのでかなり縛り難くて、てこずる)
結びめが使用時に取れないように少量のボンドで固める。
台紙にきちんと収めるために、フカフカの両面テープを付けて、貼る用意をする。
台紙はDMのハガキ印刷を私なりにデザインし、4枚取れるように考えた。
表と裏
ちょうど4つに上手く切れるように配置して印刷会社にデータで出して、印刷して貰う。
切る手間(意外に一発で切れない)があっても、これが一番、1枚単位が安く付く方法。。。
裏側の説明は、必ず縁起物であることをこのスペースに上手くまとめないといけないのがミソ。
左の赤丸は太陽を示しています。
そして出来た4種類。。。(今回は台紙が違うだけ。。。すべて朝日の写真にした)
そしてこれを買って貰うためのポップも作ってみた。
こうして手間暇かけても、元が取れないくらい安い330円。。。
いかに安くみんなに提供できるか考え、たゆまず努力してるつもり。
この値段なら、家族みんなに買ってあげられるんじゃないかと・・・
私は赤字が出るとやっていけないけど、私の手間を削ってでも、
買う人の立場になって考えるようにはしている。
何気に財布に忍ばせて、お金を支払う時に酉に守られてる感が
あったら幸せなんじゃないかなぁ~って・・・考えて・・・
このサイズなら、封筒に入れて送れるので、送料も安くつく。
私は焼物屋。。。果たしていったい何を考えて、誰のために作っているのだろうか