ジャズ飯試食会 [提供食]
8月4日にジャズ飯の試食会をやりました。。。
ポスターも前に見せた長男がデザインしたポスターと公立大生が毎週7週間に渡って、
告知式のポスター・・・これは毎週見て、頭に刷り込んで貰うつもりでやりました。
ジャズ飯とは、油川の歴史に由来する食材「トマト」と「イワシ」を使った創作料理。過去と現在、そして未来へとつなぐソウルフードです。
その昔、今から九十年前の大正五年(1916年)の十二月、イタリア人ジュセップ=ファブリーがはじめて油川にやって来ました。ここで、イワシの缶詰を作りたいというのです。初めは民家を借りて少しずつ生産していましたが、二年後の大正七年(1918年)、下町市兵衛川のほとりに約一ヘクタールの土地を買い求め、大きな木造の工場とレンガ造りの事務所兼住宅を建てました。そしてここでイワシ、マグロ、マルメロ、グリンピースなどの缶詰を本格的に生産したのです。製品は日本国内にも出荷されましたが、親会社を通じて母国イタリア、また、東南アジア方面にも輸出していました。
一方、ファブリーは、食べ物を自給するため寺内野に三ヘクタールの土地を買い、ここに農場と牧場を開きました。牧場で牛、馬、ニワトリなどの家畜を飼い、畑にはトマト、ジャガイモ、グリンピースなどを植えました。働く人は工場と農場合わせて八十人ぐらい、油川や近くの農村の人たちが雇われて来ていました。ところで、トマトが、農事試験場以外の一般の農家で栽培されるようになったのは昭和に入ってからだそうです。しかし、油川ではそれより一昔前の大正七年(1918年)、食用として確実に栽培されていましたから、油川がトマトの発祥地といわれてきたわけです。
そんな歴史あるイワシとトマトを使った私たちが考えたジャズ飯。
試食会にはこんな感じで集まり、みんなでいただきました。
食べながら、批評をいただき、本番までにまた考える。
この時 、主食ばかりでなく、ビールのつまみが欲しいと言われ、本番に出したつまみ。
この言葉をうのみにして、私、5種類も考えたんです (実施はかなり余った)
枝豆とコリンキーのからし漬け万願寺の肉巻きスイートトマトサラダ
唐辛子味噌のせきゅうりと漬物ゴーヤとツナの梅和え
残念ですが、つまみは残ってしまい、残りは打ち上げでいただきました。
つまみ以外のジャズ飯は予約も取ったので、ほとんどみんな売り切れました。
いや、足りなかったですね
今回の試食会、本番と、お客様の状態も少しわかって来たので、来年に繋げたいと思います。