甘酒作りの研究 [提供食]
どうしたら 安定した甘酒を作るれるかを考えるために、違う素材や電気炊飯器で実験。
まず、もち米と普通にご飯で食べている米で実験をやってみる。
ここでは大きな違いがなかったが、もち米の方が甘く、普通の米の方が粒が柔らかい。
炊飯器の保温機能を使うのだが、測ってみると炊飯器によって、保温温度が違う。
家の炊飯器。
左は保温機能55℃~60℃位を保っていられる。右は60℃から、65℃位。
それで作った甘酒5種類
左から1、一番最初に左の釜で古いもち米で作ったもの。
2、うるち米で作って、麹が2倍入って、左の釜で作ったもの。
3、うるち米で左の釜で作ったもの。
4、新しいもち米で左の釜作ったもの。
5、新しいもち米で右の釜で作ったけど、釜を浮かせて、温度調節したもの。
という風にして、作って、食べ比べた。
結果的には3番目がダントツにまずい
多少の原料を変えても、甘酒に大きな違いが出ないが、温度を変えると発酵具合が違い、
甘さに大きな違いが出ることがわかった。
なので、電気釜の内釜をちょっと浮かせて、温度を保つように努力した。
その結果、4,5は電気釜が違っても違いが出来なかった。
甘酒のポイントは温度。。。
温度管理だけはしっかりしないといけないし、最後温めて終わり、
その後急冷することが大事。
菌を殺さない程度に温め、急冷することで発酵を抑える。
冷凍も出来るので、それは冬眠状態にするんだなぁ~と自分なりに理解した。
お客様に出すという事は、いつも同じ美味しい味で提供しなければいけない。
そのためには、その食を理解して作らないと同じ味にはならない
それに少し作ってれば手間ばかり掛かって採算が合わないので、ある程度の量を
作ることもしないといけなく、多く作るためにそれなりの研究が必要である。
発酵食品って、生きてる酵母が変化して、味に影響するから面白い
体にも良いし、まだまだ未知の世界が広がっているようでミステリアスな部分を秘めている。
甘酒を作って、自然界の素晴らしさ・・・それが体の健康に関わっているという
自然界のルールというか、成り立ちがある。
きっと、これは神様からの贈り物なのかもしれない。
そういう意味も含めて、自然を壊しては決していい結果が生まれないと思う。
原発、やめようねっ